なぜ過度なストレスが身体に害があるのか?
本来、身体にダメージを受けた時は自動的に治癒力が働きます。
ただ問題は、過度なストレスが常時かかる時です。
身体はストレスを受けると、副腎から副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と言うストレスに対抗するホルモン(抗ストレスホルモン)が分泌されます。
つまり、適度なストレスであれば、副腎から適量のステロイドホルモンが分泌されます!
【ステロイドホルモンの役割】
副腎のステロイドホルモンには炎症やアレルギーなどを抑える作用があり、薬を使わなくても自然に炎症を取り除く役割がある。
【過度なストレスの場合】
しかし、強いストレスにさらされ続けていると、それを和らげるためにステロイドホルモンがどんどん消費されていきます。
そうなると、副腎に負担がかかって疲弊し、ステロイドホルモンの分泌も低下してしまいます。
この副腎が弱った状態時、何らかの原因で身体がステロイドホルモンを必要としても、治すだけの分泌量が足りなくなり、自らの治癒力では治せなくなります。
【まとめ】
身体は適度なストレスであれば対応できますが過度なストレスは治癒力の低下につながります。
炎症はほとんどの病に当てはまります。
○○炎、○○痛など
いざ、治さなければいけない時に機能しないと、薬(鎮痛剤など)に頼らないと痛みが抑えられない身体になってきます。
しかも、薬には添付文書でわかるように副作用リスクが伴います。
このように身体のしくみを知ることで対策も見えてきます。
今回は腎臓の影響を書きましたが、自律神経の負荷は様々な臓器にダメージを与える。
しかし治癒力があがると過度なストレスに適応する体内環境になる状態にもなります。