活性酸素は身体にどんな影響があるの!?
【活性酸素とは!?】
本来、ウイルスや有害な細菌から身を守るため白血球から生成されます。
1日に約10億個作られますが、それに対する抗酸化作用の比率が崩れることで身体に悪影響を及ぼします。
【活性酸素の役割】
活性酸素は周囲の原子から電子を奪って安定しようとします。
これが酸化作用であり錆びる現象です。
ところが活性酸素は、善玉としての素晴らしい働きもしています。
たとえば、免疫細胞である白血球は、侵入してきた有害なウイルスや病原菌、異物に活性酸素を火炎放射器のようにぶつけてやっつけます。
つまり、この活性酸素が酵素によって過酸化水素水に分解されます。
過酸化水素水が白血球で次亜塩素酸に生成されます。
次亜塩素酸が体内に侵入したウイルスや有害な細菌、異物を攻撃し、やっつける働きをしています。
【活性酸素の害】
ただ、最大の問題は、活性酸素が過剰になり過ぎたときに生じる弊害です。
細胞内で鉄や銅イオンなどのミネラルに出会ったとき、最凶最悪の悪玉活性酸素である《ヒドロキシルラジカル》になります!
その破壊力は強力で、なんと活性酸素の100倍もあります。
悪玉活性酸素は安定するために健康な細胞を構成する原子から、次々と電子を奪い、傷つけ、老化やガン細胞化させます。
細胞膜が変質し、肌のツヤが消えシミやシワ、肌荒れ、肌の老化をもたらします。
喫煙者の首回りの黒ずみやシワが多いのはそのためです。
細胞核の遺伝子が傷つき、細胞のガン化や死滅、動脈硬化、血管の老化を進めます。
目の水晶体のタンパク質が傷つき、白内障になります。
その後、最終的に生じた悪玉活性酸素が暴れます。
とくに動物性のタンパク質や脂肪、トランス脂肪酸の長期消化や腐敗で大量の活性が発生します。
過剰になった活性酸素は身体を傷つけ治癒力も下げていきます。
【予防】
基本は食のコントロール、生活習慣病の改善することで体内環境は変わります。
ただ食は難しい面もあるので添加物を避けるところから行うと実践しやすくなります。
あと腸内環境を整えることも予防に繋がります。
おすすめは、市販の○○菌をたくさん摂るより、腸内菌のエサ(食物繊維、発酵など)を食べて腸内菌の比率を維持する方法がリスク回避が可能になります。