【薬の副作用】添付文書からわかる外用痛み止め(塗る・貼る)のリスク
※添付文書とは、薬を販売する時に副作用等の表記が義務づけられている文書(公式の内容)
外用痛み止め(塗る・貼る)は、飲む痛み止めに比べて安全と思われがちです。
しかし、そうではなく経皮吸収によって毛細血管から体内に吸収され、〔血流阻害〕や〔ぜんそく〕などの副作用を引き起こします可能性も。
また、常に使用していると知覚神経がマヒし、血流や筋肉が硬化しやすく筋膜まで影響が出てきます。
筋膜の硬化まで起こると慢性の腰痛・肩こりによる血流阻害、そして頭痛が伴う可能性も高くなります。
痛みがぶり返す慢性的な痛みは、まず痛み止めが原因の症状の可能性も考えられます。
一部、外用痛み止めの副作用一覧を書いていきます。
・薬の副作用一覧
痛みの患部に塗ると痛みが消える。という薬
これはインドメタシンという鎮痛成分が血流を止め、知覚神経をマヒさせ、痛みを感じなくさせます。
仕組みは長い正座をしていると、足がしびれ、つねっても痛みが感じなくなる構造に近いです。
つまり、血行不良による神経のしびれも。
この痛み止めは効果が強く塗ると魔法のように痛みは消えますが、効果が切れると血流が再開し、激しい痛みがぶり返えします。
すると、また塗る、、の悪循環で血流障害が続くと万病の原因になります。
【フェイタス5・0】
シップテープを貼りつける貼付剤。
インドメタシンと同じ消炎鎮痛剤。
この抗炎症剤にも数多くの〔副作用報告〕があります。
「ショック、冷や汗、顔面蒼白、しびれ、蕁麻疹、めまい、血圧低下、チアノーゼ、悪心、不眠、接触性皮膚炎など」
特に注意が必要なのが「鎮痛剤ぜんそく」で、ぜんそく患者さんは要注意です。
血圧低下は失神することもあります。
【新トクホンチール】
直接皮膚に塗る液状タイプの消炎鎮痛剤。
鎮痛剤として、サルチル酸グリコールが配合されています。
この成分は〔副作用〕として「ぜんそく発作」が警告されています。
他成分に、ノニル酸ワニリルアミドは「痒み、痛み、腫れ」を和らげる目的ですが、
〔副作用〕は「発疹、神経過敏、頭痛、焦燥感、排尿困難、口の渇き、胸やけ、多尿など」
薬で痛みを誤魔化すかわりに複数の副作用があります。
今、あげた副作用の症状が主訴になって悩んでいる方は減薬されることをおすすめします。
ただ、薬は使い方しだいでは頼りになる側面もあります。
痛くて眠れない、仕事に影響するので痛みを抑えたい、他に方法がない場合に有効ですが常時使用している状態はそれなりのリスクはあるので注意が必要です。
※治癒学では、あまりに知覚をマヒさせると本来の神経の働きが鈍るため自然に炎症を抑える身体にするのに時間がかかります。