廃用性萎縮の簡単解説!老化から美容まで関係する意外なしくみ
廃用性萎縮とは、
・安静によって筋肉や骨など身体の機能が衰える
・身体を使わないと機能低下する
・自然分泌を遮るものを服用・塗ると作られにくい
主に寝たきりの高齢者に多いですが、若い人でも環境によっては起こりうる可能性もあります。
【どんな時に衰える?】
・筋肉を長期間使わない
寝たきりや入院又は家からあまり動かないなど、身体を使っていない場合
リハビリで改善を促すことが多いが動けるように治療する過程が一般的には難しい。
・薬を長期間服用
例えば、糖尿病で薬(インスリン)を服用しています。
すると本来、すい臓で作られるはずのインスリンを外部から取り入れることによって、身体は作る行程をサボりはじめます。
このしくみが糖尿病が難病と言わしめる理由かもしれません。
他の外部から補うタイプの薬は似たように当てはまります。
・顔に油分(石油系など)を塗る
これが以外な側面で
顔を含め身体は、皮脂膜(バリア)を適度に分泌します。
この自然に分泌される皮脂膜が肌の老化を防ぎ保湿・潤いを保ちます。
ただ、化粧品などで外部から油分を取り入れると本来の皮脂膜をつくる機能が衰えてきます。
そして、化粧品なしでは、肌の保湿・潤いが難しくなってきます(依存性)
〔肌の簡易チェック法〕
化粧品を1ヶ月使用しないで、肌の状態が良い人は、本来の肌が機能しています。
【まとめ】
・自分の身体を使わないと機能が衰える
・外部から人工的に補うと身体は不必要と判断、なかなか体内で作られないため外部に依存しなければならなくなる
(体内で作られない物質は除く)
【治癒学】
廃用性萎縮は治癒学の基本です。
そのために依存性を取り除く、と言う意志がない場合は治癒力とのバランスは難しくなります。
なぜなら、治癒力と強制力は相反する関係だからです。
血圧が分かりやすいですが、治癒力で身体が改善していき、血圧が正常に近い数値なのに薬(強制力)でさらに下げると当然、低血圧症に傾きます。
本来の機能で正常に近くなっている可能性もあるのに外部から強制的に下げる、本来の機能と繰り返すと負荷がかかる。
これが相反する理由です。
そのために薬を服用されている方は症状の有無の確認と数値の確認など客観的な情報が必要になります。
そして数値を把握して医師と相談したのち減薬するかの判断をされるといいと思います。